町民の皆様におかれましては、輝かしい新年を迎えられ、益々ご健勝のことと心からお慶び申し上げます。今年も何卒よろしくお願い申し上げます。
 
さて、社会福祉協議会は「社協(しゃきょう)」と略されて一般的に呼ばれていますが、福祉関係者の方から「社協と役場(行政)の区別が分かりにくい」とのご意見をいただきます。社協という組織はこれまでの一連の動きから、行政機関の一部あるいは外郭団体と思われがちですが、行政とはあくまでも一線を画す、独立した社会福祉法人であり、民間レベルで「福祉のまちづくり」を推進する非営利団体であります。
 行政の外部にありながら、そこから運営の援助を受け、行政を補完する活動や事業に終始してきたことにより、行政との関係はともすると、行政の下請け的イメージで捉えられてきたことは否めません。けれども、社協には行政にできない(なじまない)分野の事業展開を行う本来の役割があるのです。今後はその役割を最大限発揮し、公私協働の重要なパートナーとして行政と対等に連携できる体制を整えていかなくてはなりません。
  振り返りますと、民生委員・児童委員や福祉団体などとの連携を軸に地域福祉活動を展開するかたわら、近年にはデイサービスなどの介護保険事業に参入し、民間事業所として居宅介護の一翼を担ってまいりました。また、行政経営に協力する見地から老人福祉センターや保育所の運営管理を町から受託し、今現在、関係職員百余名を有する大きな団体に成長してきました。
 規模の増大に伴い、社協の組織体制、法人運営・事業展開等など組織管理の見直しが急務となっており、一時の停滞も後退もあってはならない重要な時機にあると認識しております。特に財政面においては、自立性の観点から、独自財源の確保が必要であり、理事会で真剣に検討し、結論を出してまいります。また、人事面では、地域福祉のプロといった国家資格のある専門職の確保が不可欠であり、「社会福祉士」の増員は早急に実現しなければなりません。
 専門知識を持った社協職員が地域に足を運び、住民や地域の声を直接伺い、内容により行政に届けるとともに、地域ニーズに沿った事業展開や情報提供を行うことで、行政・町民と一体となった地域福祉の実現をめざすことができるものと考えています。
  住民の皆さんが本当に今何を求めておられるのか、行政の手が届いていないことに何があるのかなど、独自の目線で地域の中に溶け込み、いち早く行動する主体にならなければなりません。社協の使命は、町民の幸せを守り、修復することにあることを忘れず、着実に前進する一年にしてまいります。
  町民の皆様のなお一層のご理解とご協力を重ねてお願い申し上げます。

  平成30年1月
 
                      社会福祉法人宝達志水町社会福祉協議会
              
 会  長  松  田  正  晴

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